にゃいっちぃと電車のきっぷ(Panda NEKO No.1 ブログ)
ホームページと連動して、鉄道模型やギミック(仕掛け)にこだわった鉄道おもちゃの製作など、鉄道関係の話題を紹介していきます。
京浜急行電鉄で、一昨日(2012年)11月29日に、京急ファインテック久里浜事業所 A地区モーターカー基地(久里浜工場奥の線路のみで架線がないところ)内に於いて、土砂崩落による脱線事故を想定した「第31回 鉄道事故復旧訓練」を実施した内容からの続き(3)です。

救援車(デト17-18形)から機材を準備して、脱線した車両を線路にもどす作業が行われます。
(写真1 車両脱線復旧作業)
車両脱線復旧作業

これと平行して、信号機の復旧作業も急ピッチで行われています。
(写真2 信号機の復旧作業)
信号機の復旧作業

脱線事故では、車両の移動に「搬送用仮台車」を使用したということで、組立とセッティングが訓練に盛り込まれましたる
(写真3 搬送用仮台車)
搬送用仮台車

このほか、高圧電線や列車無線誘導線などの復旧作業も着々と進んでいきます。
なお、作業が終わると、救援車や復旧した車両が自力回送できるよう送電を再開します。
(写真4 高圧電線・列車無線誘導線などの作業)
高圧電線・列車無線誘導線などの作業

脱線車両が軌道上にもどり、自力回送できる状態になったところで、車両の復旧機材はしまわれ、救援車が所属場所にもどっていきます。
(写真5 作業を終えた救援車の帰区)
作業を終えた救援車の帰区

続いて、事故車両も現場から自力回送で移動します。(今回の想定では、久里浜工場信号所へ自力回送)
ただし、訓練会場の都合で、モーターカーによって推進運転されています。
(写真6 復旧後の自力回送)
復旧後の自力回送

事故車両が移動した後も、線路の調整や発光信号機を臨時に設置するなどして、走行の安全を確保します。
(写真7 発光信号機の設置)
発光信号機の設置
(写真8 施設関係復旧作業)
施設関係復旧作業

最後に、保線、架線などの調整を終了して、全復旧作業を終了します。
これにより、現地指揮所と事故対策本部も解散となります。

ブログですので、簡単に「鉄道事故復旧訓練」の流れを書きましたが、後日、ホームページでもう少し詳細にまとめたものを掲載したいと思っています。

なお、当日の訓練では次第をはじめ、いくつかの資料も配付されました。
いつもは、WEB版のPDFファイルで見ている「鉄道安全報告書」の印刷版などもをいただきました。
(写真9 第31回 鉄道事故復旧訓練の次第などの資料)
第31回 鉄道事故復旧訓練の次第などの資料


また、当初の予定よりも開催が1ヶ月ずれて寒い時期になったいうこともあり、見学者には防寒グッズ配布されました。
このうち、レスキューシートは、大規模地震の対策などとして、駅に備えているものです。
(写真10 見学者に配布された防寒グッズ)
見学者に配布された防寒グッズ

第31回 鉄道事故復旧訓練の様子を3回に渡り書いてきましたが、実際の事故の経験を次に生かすよう、よく考えられた訓練であり、京急電鉄の信頼回復への強い姿勢が見えました。
また、訓練は想定を替えながら、毎年公開しています。実は、こういったことが、今回の自然災害による被害を最小限にとどめたのではないかと思っています。
京急電鉄の関係者の皆様には、大切な訓練を見学させていただいたことに、大変感謝いたします。
最後になりますが、今回9月の事故で被害に遭われて負傷された方々の、一日も早い回復をお祈りいたしております。
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